philosophy
やさしく煌めくアルミの槌目模様
ご覧いただいている独特の模様は「槌目(つちめ)」と呼び写真のように、職人の手作業により一つ一つハンマーで叩いてつけられています。
この「槌目(つちめ) 」は、金属のなかでも特に柔らかいアルミニウムに施すことができます。
職人がアルミに槌目を入れると金属の無機質な質感がやわらかく温かいものに感じられるようになります。
さりげない野の花が主役になれる
庭に咲いた小さな花を手折る。
たとえ名を知らぬ花でもここに生けた瞬間、主役に変わる。
華道では「花は野にあるように」生けるのが流儀。
飾らず、気取らず、自然のままに。
つぼみから盛り、名残りのときまでその時々の心を映し見る人に安らぎをもたらす…
そんな時を演出できる花器をお届けいたします。
一期一会のおもてなしに寄り添う
今日、この日の客人のためだけにたった一度きりのお菓子を誂え、もてなす。
茶道には「一期一会」の精神があります。
「その機会は二度と繰り返されることのない一生に一度の出会いである」と心得て亭主・客ともに互いに誠意を尽くす。
二度と巡らぬたった一度きりの心の交流に静かに煌めきそっと寄り添う。
そんな存在になることが私どもの願いです。
1つ1つに異なる煌めきがあり、 同じものがありません。
私どものアルミ作品は1つ1つに個性があり同じものがありません。
やわらかい布でお手入れしていただくと煌めきを保てて使い込むほど愛着がわきます。
お気に入りを見つけてぜひ可愛がってください。
We bring a little sparkle to your everyday scenery.
ささやかな煌めきをあなたの日常の景色にお届けします
MESSEAGE
はじめまして職人の西堀広希です
日本一、中小製造業の多い都市、東大阪市でアルミ専門の町工場を家業として営んでいます。
私は三代目、1975年生まれです。
機械を使わず木槌で成形する「アルミ叩き板金・溶接」専門の技術を、祖父の代から64年、大切に守り継いできました。
私の職人歴は25年になります。
創業者の祖父の影響
工場の創業者である祖父は、初孫である私のことをたいへん可愛がってくれました。
祖父の趣味は、盆栽と茶碗収集。とくに茶碗は古物商の資格を持つほどでした。
大好きな祖父の影響で私も苔や利休、茶室(数寄屋建築)に強く興味を持っています。
その世界観を家業であるアルミ加工で表現していきたいと思っています。
槌目模様に大好きな風景をイメージして…
快晴の北アルプス…
早朝の京都の苔寺…
神戸の海に沈む夕日…
白馬岳の雲海…
船上の荒波…
これらはすべて、職人の西堀自身が撮影した風景。
美しい景色を心に浮かべつつ一つ一つの槌目に命をふきこんでいます。
槌目模様を「枯山水」のように…
日本の代表的な庭園「枯山水」は、禅の思想に基づき水を用いずに砂と石と苔によって山や川を表現します。
「ダイレクトに伝えるのではなく、見た方の想像力にお任せする」
という思想は、日本ならではの美学。
私の生み出す槌目模様からもまた、あなたさまのお好きな風景を想像していただければ嬉しいです。